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からくり展示コーナーでは
国内外のペーパーからくりや、ロンドンのオートマタ作家による作品などを展示しています。

1F廊下/機素コーナ

~automataとは~
「からくり」を英語に訳す場合、「automata」とすることが多いようです。広辞苑によると、「からくり」は「糸のしかけであやつって動かす装置。転じて一般にしかけ」となっています。これに対し「automata」は、automation(自動)とmatter(ことがら)の複合語であって自動装置のことを意味するのでしょうから、からくりと全く同義とはいえません。automationは"an inanimate objecti that imitates the action of living”(生命あるものの動きを真似た無生物)と定義されています。ギリシャ語で「ひとり勝手に動くもの」の意味を持つautomatonsがその語源。automationは、一方で産業ロボットに代表されるいわゆる「オートメーション」に発展し、もう一方では「からくり」に変じていきました。産業ロボットとオートマタの違いは、ロボットが機能的なのに対し装飾的であることがあげられます。ロボットはテクノロジーであり、オートマタはアートであるともいえます。キャバレーメカニカルシアターの根本精神は、西洋からくりの歴史を通してみられる「不思議」に対する挑戦であり、大いなる遊び心の表象であるといえます。


Andy Hazel/アンディ・ハーゼル
1959年イギリス生まれ。
スレイド美術学校、リーディング大学を卒業。1986年にはボイズ奨学金で来日するなど数々の奨学金を得て、各地で修業を積みました。ブリキ製のからくりが中心ですが、機素を駆使した機械(構造体)の制作やシャンデリア、家具、建具などの調度品も手掛けています。
Edessia Aghajanian/エディシア・アガヤニアン
1945年生まれ。
イギリス/グロスターシャー州在住。
ハイファ(アルメニア)で生まれ、キプロスで幼年時代をすごす。ロンドンのRavengesbourne College of Art and Designを卒業後、The Central School of Artへ進学しました。Elisabeth Hetherington ltdで演劇小道具作家として劇場、映画、テレビなど数多くの小道具を制作。1970年から2年間、オーストラリアのパースで西オーストラリアバレエ団の小道具、舞台芸術を手掛けた後イギリスに戻り、1982年より創作活動を続けています。
Jason Cleverly/ジェイソン・クレバリー
1964年イギリス生まれ。
North Devon Collegeで美術・デザインを学んだ後、マンチェスター大学のCrewe and Alsager Collegeで工芸を学びました。1996年からTutor GNVQ Advanced Art and Design Exeter Collegeにおいて立体工芸の部門の教鞭をとっています。手彫り、ペインティングの技術を駆使した木のからくりを中心に、彫刻や調度品など幅広い創作活動を展開しています。
Keith Newstead/キース・ニューステッド
1956年イギリス生まれ。
バーキング芸術大学を卒業後フィンランドに移り、グラフィックデザイナーとして活躍。帰国後は、ロンドンでジュエリーデザイナーとして働くかたわらバイク便のドライバーを10年続けたというユニークな経歴を持つ。特異な才能と表現力により、高い評価を得ています。
Niel Hardy/ニール・ハーディー
イギリス生まれ。
1979~1992年までの13年間、ロンドンで建築設計の仕事に従事していました。この頃、メカニカルな模型とその『動き』に興味を持ち始め、Heath RobinsonとEmmetの作品に影響を受けて彼ら独自のスタイルとユーモアを盛り込んだいたってシンプルな作品を作り始めました。そして、1992年から本格的に創作活動を開始。東京のフジタヴァンテで開催された、ロンドンキャバレーメカニカルシアターの作品展にも出展しています。
Michaela Muller/ミカエラ・ミューラー
1967年イギリス生まれ。
聖イルメンガルト高校卒業後、オーバーアマガウ木彫専門学校で学びました。木彫家レオンハルト・ボルドリッヒのもとでゲゼル(職人)として修業を積みました。木彫の技をいかした、ほのぼのとした作品が特徴です。
Paul Spooner/ポール・スプーナー
イギリス生まれ。
ランカシャーのプレストンに生まれる。幼少の頃から機械に興味を持ち、1946年ランカシャー芸術大学を卒業後、ウェールズのカーディフで美術とデザインを学びました。トラックドライバーとして生計を立てた時期もありましたが、からくり人形の制作にも取り組み、1981年には代表作『アヌビス』を発表。以来、キャバレーメカニカルシアターに数多くの作品を提供しています。各方面で大きな評価を受けている、からくりの世界を代表する作家の一人です。
Peter Markey/ピーター・マーキー
1930年生まれ。
スワンシー・アート・カレッジで絵画を学んだ後、画家としての修行を積むと同時に、25年間中学校の美術教師として勤める。退職後は木を使った創作活動を始め、サッカー選手の彫刻に動く仕組みを組み込んだことがきっかけとなり、からくり人形を作り始める。
Robert Race/ロバート・レース
1943年イギリス生まれ。
イングランド/エイボン州在住。科学の教員生活・教員センターを運営した後、1978年からはドールハウス、ミニチュア家具や玩具の創作を始めました。近年は動くおもちゃとからくり人形に集中しています。1992年には、島根県匹見町で開催された第5回パズルコンペでグランプリを獲得しました。流木や廃材を用いたからくり作品に特徴があります。
Rob Ives/ロブ・アイブス
1962年イギリス生まれ。
小学校の教師を辞め、ペーパークラフト作家となる。それまでは子ども達のために、また何より自分が楽しむために紙のからくりを作っていたが、いつの間にか本業となり、今ではイギリス、日本、アメリカ、南アフリカで販売されている。
Ron Fuller/ロン・フラー
イギリス生まれ。
プリマスとファルマスの美術大学を卒業後、ロイヤル芸術大学で演劇と舞台デザインを学びました。ロンドンキャバレーメカニカルシアターで10年以上専属デザイナーとして活躍しています。代表作に『SheepSherring』『Lion Tamer』などがあります。
Sue Jackson/スー・ジャクソン
イギリス生まれ。
キャバレーメカニカルシアター主宰者。イングランド南部ドーキングに生まれる。ファルマス・アートスクールで美術を学んだ後、クラフトの世界に魅了されキャバレーメカニカルシアターを設立しました。自身も意欲的に創作活動を行い代表作には『The Angry Couple』『The Firebreathing Dragon』があります。
Sue Stolpe
スーとジョアンナの二人の女性作家です。作品はピーター・マーキー、キース・ニューステッドと共同で制作しています。代表作は『Artist』『The Chewing Cow』などで、ユーモアあふれる作品を数多く制作しています。
Walter Ruffler/ウォルター・ルフラー
1949年ドイツ生まれ。
ドイツ・ハノーバー南部生まれる。ブレーメンにて職業学校教師として勤務した後、教師向け書籍にイラストを掲載する。1983年~1994年ブレーメンの市議として活動を行う。1991年よりペーパークラフト作家となる。
坂 啓典/さかけいすけ
1965年生まれ。
1988年神戸大学を卒業し、桑沢デザイン研究所を経てグラフィックデザイナーとして独立。その後1997年から3年間を過ごしたデンマークで、ヨーロッパのオートマタ(機械仕掛けの自動人形)の世界を知り、紙のからくり人形を作り始める。現在は「からくりペーパークラフト」シリーズなど市販キットをはじめ、雑誌付録、広告などの分野で活躍中。また、イタリアの「モダンアートミュージアム」では、モーター仕掛けの作品が2001年の開館当初より展示されている。
西田 明夫/にしだあきお
1946年兵庫県生まれ。
1989年に池袋/LOFT「アトリエ・ヌーボー」にて個展を開催したのを皮切りに国内外で展示会を行う。1995年、現代玩具博物館(岡山県)が開館し、館長に就任。1999年に故 加藤祐三氏と「ビーンズ・スタヂオ」を設立し活動を行う。2002年「AUTOMATA 動くおもちゃ」出版。2003年、有馬玩具博物館(兵庫県))が開館し、館長に就任。
彦根 康夫/ひこねやすお
1951年大阪府生まれ。
大阪教育大学卒業後、小学校、養護学校に教員として勤務する。1995年教員を退職し、岡山県東粟倉村(美作市)へ移住、現代玩具博物館の副館長を務めたのち1999年に退職。現在、木のおもちゃのペンション『きつつき工房』を主催。


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